運送業許可を取るための法令試験について
運送業許可を取るための法令試験について
一般貨物運送事業の許可を取得する為には申請後に法令試験を受験して合格しなければいけません。
運送業許可を取得するにあたって申請者が一般貨物運送事業を行うために必要な法令知識や能力を持ち合わせているかを判断する為の試験ですね。
ここでは、法令試験を【誰が】受けなければいけないか、【受験の時期】はいつなのか、【出題範囲と合格基準】は、もし【不合格】になったらどうなるかなどについて説明します。
当事務所では運送業許可の法令試験セミナーを5万円(税別)~で開催しております。
まずはセミナーの内容のご相談からでも承っておりますのでぜひお問い合わせください。
誰が法令試験を受験するのか
・法人であれば常勤の役員のうち1名
・個人事業主であれば事業主本人
法令試験は誰でも受験できるわけではありません。また、法人の場合役員が複数いるからといって複数人受験できません。
※法令試験は運行管理者試験とは別の試験です。
受験の時期はいつなのか
法令試験の実施時期は、隔月で実施となります。
原則として、許可申請書後の月の翌月以降、法令試験の実施予定日の前までに実施予定日時及び
場所等を記載した書面を郵送等により申請者あて通知されます。
出題範囲と合格基準
①貨物自動車運送事業法 ②貨物自動車運送事業法施行規則 ③貨物自動車運送事業輸送安全規則 ④貨物自動車運送事業報告規則 ⑤自動車事故報告規則 ⑥道路運送法 ⑦道路運送車両法 ⑧道路交通法 ⑨労働基準法 ⑩自動車運転者の労働時間等の改善のための基準 平成元年2月9日 労働省告示第7号 ⑪労働安全衛生法 ⑫私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律 ⑬下請代金支払遅延等防止法
上記が出題範囲です。
・設問方式
○×方式及び語群選択方式とする。
・出題数
30問
・試験時間は50分
合格基準は8割以上(24問以上)の正解となります。
試験当日は参考図書等を持ち込みできませんが条文集が配布されますので、試験中は条文集を参照できます。
もし、不合格になったら…
もし、法令試験に不合格になってしまった場合は翌々月に1回に限り再度の法令試験を受験できます。
2回までチャンスがありますのでよく準備をして試験に臨みましょう。
まとめ
法令試験に不安をお持ちの方は多いと思いますが、試験当日は配布される条文集を参照しながら問題を解くすることができます。しかし、何の対策もせずに受験すれば不合格になる可能性がある試験といえます。事前にしっかり試験勉強を行えば、運行管理者試験等に比べるとそれほど心配することはありません。
試験時間は50分で30問を解く形式の試験ですから、計算すると1問に2分も使えないことになりますね。じっくり条文集を使って問題をといている暇はありませんので、当日までに条文集の使い方に慣れておくことが法令試験の合否の要と言っていいでしょう。
当事務所は許可申請手続きをご依頼頂いたお客様には、試験対策として、過去問と条文集や対策テキストを無料で提供しております。
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